幼い私が空の方を向くと同時に、私はその言葉に動かされていた。


心に刺さってくるようで、包み込むその言葉は、きっと母親からの受け売りなのだろう。


でも、空の発した言葉に変わりはなかった。



また、私の心に希望が差してきた。


そして、思った。


こんな所にいちゃいけない。過去を変えるなんて、不可能なんだ。