ぐすぐすと泣いているその子にはなぜか親近感が湧く。



助けてあげようと近くへ行って話しかけた。


「大丈夫?どこか怪我した?」


しかし子どもは泣き止まない。


…いや、まさか。



もう一度話しかける


「お姉ちゃんにお話聞かせて?迷子?」



しかし反応どころか話を聞いている様子もない。


嫌な予感は膨れていく。


そんな時だった。