「あと三日か…」


私は、頭を使った。

普段勉強にしか使っていないせいか、混乱して分からなくなりそうだった。


「過去に戻れればいいのに。」


ふと発した言葉で、思った。

そうか、過去に戻ればいいんだ!


「ねえ、空!過去に戻れない!?」


我ながらなんて馬鹿な発想なんだ、そう思った。

でも何故かそれが、1番の思いつきに感じた。


空はいきなり顔を上げ、なにかに気づいたような顔をした。


「戻れる……戻れるよ!」