そう考えている時。


「空ー!」



遠くから大きな声。


「あ、シロ!」


シロこと、三神 白は幼い頃この森や、空の家に遊びに来ていた。


「今日は誕生日パーティーだもんね!楽しみ!」



小さな2人がきゃっきゃとはしゃぐ姿を見て、少し安堵する母親。


「昨日の、森で遊んだの楽しかったね!」


「シロが転ぶからびっくりしたけどね!でも、シロはやっぱり森が大好きだね〜」



「うん!だって、森ってなんだかワクワクするの!」




時刻は午前11時。もうそろそろ参加する友達が集まってもおかしくない時刻だ。

しかし…


「空、みんななかなか来ないねえ?」


「うん…でもまだ、11時だから!シロ、一緒に遊んで待ってよう!」


「やったー!」