それから8日ほど、毎日通い続けた。


その度に空は笑顔で出迎えてくれて、たくさん話をした。



「ねえ、空」


「ん?」


「私、空と話していると懐かしい気持ちになる気がするんだ。」


私のその言葉を聞いてか、空の顔が一瞬曇った気がした。


「ふーん。なんだろうね。」


「うん。」



静かな沈黙が5秒ほど。でも私には、5分に感じられた。


「あ、そういえば。今日って何日?」



特に意味は無い、会話を続けるための話題だった。


「確か、22日かな。どうかした?」


その言葉を受けて、違和感のようなものが私の頭をよぎった。

それは悪い予感ともとれた。