私が落ち着いてくると、私は死んでいるのではないかという考えが頭をよぎった。

だって、こう君は認めたくないがもう死んでいる。
そのこう君に会っているということは私も………?

「ねぇ、こう君?」
「ん?」
「私って・・・死んでいるの?」
「んー、死んではいないよ!」

いまいち状況がのみ込めない。

「あーちゃんは今意識が体から抜けてるだけだよ!でも、どうして意識が抜けたの?」

こう君の何気ない質問が私の奥深くに突き刺さる。でも、ここで隠しても仕方ないので、こう君に全てを話した。