その日から、私は弥生に対する態度を変えた。

私は許せなかった。幼なじみを失った悲しみを知っているような口を聞くのがムカつくからだ。

徐々に、クラス内のみんなは表面だけの薄っぺらい同情を口にする弥生を無視していった。

悪口を言う、靴を隠す、教科書を破る、物を壊す、言い出したらきりがないくらいエスカレートしていった。

これはいわゆる『いじめ』というものだ。

担任の先生も幼なじみを失ったということに同情しているのか、面倒なことに巻き込まれるのが嫌だったのか、何も言ってこない。

私は好き放題した。