「烏丸さん」

私は看護師に肩をトントンと叩かれて目覚めた。

「面会時間がそろそろ終わりますよ。」

そう言って看護師は出ていった。
ここはどこだっけ?………あ、ここは病院だった。

「こう君………。」
今は眠っているこう君の頬をなでる。

暖かい。