私はこの夢をこう君からのメッセージだと思ったので、忘れている記憶を取り戻そうと、その日からこう君の面会にあてていた時間をこう君と交わした約束を思い出すために使った。

でも、不思議なことにアルバムの写真を見ても、そのときの状況が全く思い出せない。

「こんなことも覚えてないならこう君との約束なんか思い出せないよ………。」

少し絶望したが、そんなことを続けていると、何日かしたときに1つの写真に目が止まった。そこにはなんの変哲もない砂場が写っていた。
「あれ?ここって・・・?」

何か思い出せそうで思い出せない。
「うーん・・・?」

その時、電話がなった。