「あら、亜香里ちゃん。」
病室を出ようとしたとき、看護師に声をかけられた。
毎日ここに顔を出していたからすっかり覚えられたようだ。
「こんにちは。」
「こんにちは。今日幸一君、病室にいなかったでしょ?」
「あ、はい。」
「今日から幸一君、集中治療室なの。」
え………?
すーっと血の気が引いていくのが分かった。
なんで?疲れているだけだって言ってたよ?
「こう君はなんの病気なんですか?」
いくら私が言っても看護師は口をつぐんだままだ。
「亜香里ちゃん。」
ようやく看護師が口を開いた。
「詳しい病名はいえないけどまだ退院は出来そうにないわ。」
病室を出ようとしたとき、看護師に声をかけられた。
毎日ここに顔を出していたからすっかり覚えられたようだ。
「こんにちは。」
「こんにちは。今日幸一君、病室にいなかったでしょ?」
「あ、はい。」
「今日から幸一君、集中治療室なの。」
え………?
すーっと血の気が引いていくのが分かった。
なんで?疲れているだけだって言ってたよ?
「こう君はなんの病気なんですか?」
いくら私が言っても看護師は口をつぐんだままだ。
「亜香里ちゃん。」
ようやく看護師が口を開いた。
「詳しい病名はいえないけどまだ退院は出来そうにないわ。」