「烏丸さん、面会時間がそろそろ終わりますよ。」

私は看護師に肩を叩かれて目覚めた。すぐにこう君に視線を移す。

「こう君………」

眠っているこう君の頬をなでた。

するとその瞬間、さっき見た夢の内容を思い出してきた。