「あ…のぉ〜〜」
はっと我に還り、淳也を坂田の席から立たせてやった。
「ごめんなあ」
そう言って、淳也は席から立ち、俺の隣にきた。
「ありがとう」
そう俺と淳也に言うと、坂田は自分の席に座った。
初めて真っ正面から坂田の顔を見た。
初めて坂田に言葉をかけられた。
しかも、それが“ありがとう”だぜ?
最高だ……
もっと話したいって思った…
でも、何を話したらいいかわからないし
第一、俺にはそんな勇気ないし……
なんて弱気な俺……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…