机を移動して下さい!」
室長が言った途端にみんなが一斉に机を移動し始めた。
俺は今の席より斜め後ろに移動するだけだったので、あまり机を動かさずに済んだ。
机を移動し終えると、すぐに座り、坂田を待った。
坂田をさがすと、まだあまり動いていなかった。
どうやら前に進めないらしい。
坂田がきたらどんな顔をしていいかわからなかったので、俺はゲームを鞄から取り出し、することにした。
ようやく俺の前にやってきた坂田…
すこし、ゲームに向けていた視線を坂田に向けた時、一瞬だけ
目が合ってしまった…
坂田は何事も無かったかの様にすぐに目を反らした。
ズキーン
胸が張り裂けそうに
傷ついた……
でも、目を合わせただけで俺の心臓は爆発寸前だった。
だめだ…
どうやら俺は
坂田に恋を
してしまったらしい…