「昨日また告られた…」
「えっ!!またかよ!?お前、今月入って三度目だぞっ?何回告られば気が済むんだよ!!!」
そう言って、淳也は俺の肩を軽く叩く。
「そんなの知るかっ!!まぁーこの顔だとモテるのは当たり前かな?」
「うぜっ」
淳也はいきなり機嫌をそこねてきた。
俺は慌てて、淳也に謝る。
そんな俺を見ていた淳也はいきなり大笑いしてきた。
「お前まぢウケるっ!!!」
今度は俺が機嫌をそこねる番だ。
そして、淳也が謝る番。(笑)
「で、返事は?」
俺がついできたジュースを片手に持ち、俺に聞く淳也。
俺は、そこら辺に置いてあった雑誌を広げながら答えた。
「あ〜当たり前だけど、断った。」
「そりぁーそうだろ!昨日初めて見た子なんだろ?」
「あー。」
みんなそうだよな。
顔で俺を好きになる。
前告って来た子…
その前の子も
みーんなそうだ。
初めて会った知らない子からいつも告られる。
正直言ってうざい。
こんな事されても嬉しくもない逆に引いてしまう。
“女”を信用出来なくなるし。
本間に疲れるし…