クラスのドアを開けると中学生の頃の友達がたくさんいて、緊張が解けた。
「おはよー!」と早速、クラスの可愛い子が言ってきた。私は「おはよう!」と元気良く挨拶をした。
そして朝休み、私は、すぐさま、親友の席へと向かった。そしてあれこれ笑いながら話した。
今日のスケジュールは、まず1、2限目に入学式。
そして3限目には1人1人自己紹介をする。
最後の4限目にはこれからの高校生活の説明がある。

***

そして入学式。校長先生がいさぎよく、自分の名前や、華麗花市立高校の説明などしている。名前は、
影原 太一というそう。年齢は…。54歳。普通言うか?!と私は思った。多分みんなも同じ事を思ってい
るはず。しかし私はある事を予想していた。それは…。校長先生の話が長いということだ!!
大体アニメとかでもよくあるやつ。よく分からない話を聞かされこりごりだった。しかし唯一、笑えた事があった。それが何かというと、校長先生の頭がツルツルで、天井の光によって、反射し、眩しかったという事だ。生徒のあちこちからクスクスと笑っている人がいた。私も思わず笑いそうになった。
そしていろんな先生紹介があった。そして紹介すること7人目ぐらいであの先生が紹介された。すると私の隣に並んでいた親友が「あれって……じゃないの?!」と言った。そう、……とはあの先生だ。
私達が門をくぐり終えた時にいた、あの優しい先生のことだ。
「えー。私は毎日華麗花市立高校の門限をしている、白井 寛太という人だ。これから毎日お前たちの