「まったく、先生も気をつけて帰れっていうくらいだったら、もっと早く帰らせろっての。」


七海はブツブツと呟いた。


もとはと言えば、テスト期間に勉強もせず、友達とメールのやりとりばかりしてた自分が悪いのだが…。


こんな真っ暗になって一人で帰らなきゃいけないなんて…

先生に無性に腹がたった。