「本当完璧すぎて、相変わらず腹立つな〜


奏也」





そう言ってきたのは、風早先輩だ






「先輩まで…からかわないで下さいよ」





と言うと





「まじさ、七海ぐらい譲ってほしいよ




もしよかったら、七海を俺に……」





「何バカなこと言ってんだよ」





持っていたタオルを風早先輩の頭に投げつけて言う




たしか………





「飛鳥!!いたいっつーの



それに冗談だしー」


と少し涙目で言う風早先輩


すると、飛鳥先輩は



「おまえの女グセの悪さだけは




俺が保証してやるよ



だから気をつけろよ〜1年




とくに奏也は!七海ちゃんだっけ?サッカー部にいるんだから



こいつからちゃーんと守ってやんないと」





「…………」





やっぱり風早先輩は相変わらずなんだな





気をつけないと………





こんなくだらないやりとりをしていると





外から女の声が聞こえてきた





部室のドアの前に座って




話してるみたいだ