―――――……


試合も終わり、
部員の人たちは、今部室で着替えている




そして、あたしたちマネージャーは、部室が空くのを外で待っている





だから今は女子3人だ






「かっこいいね、七海ちゃんの彼氏」





そう、いきなり言ったのは夢夏先輩だ





「えっ?!っっ奏ですか??」





とあたしが言うと





「うん、その奏也くん




イケメンだとは思ったけど……サッカーも上手いなんてさ



本当びっくり」





と夢夏先輩は言う





すると葉月も





「ですよねー!!あれはずるいですよね




あたしもあんな彼氏欲しーいよー」





と言い出す





「一緒にご飯食べよう、って誘ったら


来てくれるかな〜」





とまた、夢夏先輩がいじわるく笑いながら言う





「ちょっ…夢夏先輩〜っ!!



だめですっ!!奏はあたしの彼氏なんですっ」





あたしが少し大きな声で言うと





「もーう、冗談だよ



あたしは飛鳥一筋だし!




むきになっちゃって〜♪



可愛いなあ、七海ちゃんは〜っ」





と言いながら、ほっぺを人差し指で




つんつんとされる





なんか…みんなに遊ばれてる気がするのは




気のせいなのかなっ……




と思っていると