「ほら、二人とも!もたもたしてると遅刻するわよ」



ななの母さんに言われ、時計を見ると



すでに8時を過ぎていた。





「やばっ……ほら、なな行くぞ」





そうななに言うと





「え〜まだ目玉焼き食べてないーっ」





「時間ないから、パンだけ食っとけ」





そう言い、お皿からトーストをとり




ななの口に入れた




「ふごっっ…〜」




「じゃあおばさん、行ってきます」





「いってらっしゃい♪」





俺はななの腕をつかみ




外に出た