―――――……


「七海ー!!!!起きなさーい」




1階からお母さんのうるさい声が聞こえてくる




「んーっ………」





でもまだ眠いから……




もう少しだけ…………






ガチャ





ドアの開く音がした





もう……お母さんったら





「なな……」





「わかってるっ……でももう少し寝かせて、お母さん」





そう呟き、またぐっすり寝ようと思うと






「お母さんじゃねーよ、ばかなな」





大好きなあの人の声が




聞こえた