「ちょっ……東矢!!遼にまであたしがペットみたいって言ったのー?!ひどーい!!」




そう東矢に向かって言うと




「お前が俺に向かって、かわいいって言ったお返し。つーか、なんで遼見たときはかっこいい なんだよ!!」




と、ちょっと怒りながら東矢がいってきたので





「だって遼って、あたしの幼なじみみたいに
すんごいかっこいいんだもん。だからつい…本音が……」




「けっ……そーかよ。」




ふて腐れたように言った東矢を




「ひがまない、ひがまない。だってあたしが見ても、南田くんかっこいいって思ったし。あんたと違って!
あ。あたし葉月!よろしくね♪」



遼に向かって笑顔で葉月は言った。




「遼でいいよ。よろしくな、葉月。」





「…ったくお前らは。ちょっとは俺にも気ィ遣えよ。気を!!」



「やっぱ東矢は可愛い!」


そうあたしが言うと



「たしかに、かっこいいより可愛いだな。お前はさ。」



「だって♪みんな気遣ってくれたよ?よかったね。東矢くん!」


「お前はくん付けすんなー!!!」




「「「あははは」」」





入学そうそう、こんなに楽しい友達が
いっきに3人もできるなんて
本当に思ってなかったよ。





「で?七海。あんたの幼なじみってどんな人なの?」




さりげなく言っただけなのに……
くいついてきたぁあ〜……