「あ―――!!!!はるちゃ!見て見て!あたしら同じクラスだよ?!
二人とも4組だよー♪」
あたしは今、はるちゃと二人でクラス表を見に来ている。
「えー?どこ〜?……あ!本当だ。あたしら同じじゃん♪やったね!!」
可愛い笑顔で言うはるちゃに、あたしもまた笑顔になった。
「で?愛しの奏也くんは?もう名前見つけたの?」
はるちゃがあたしに聞いてくる。
「うん……見つけたよ。奏は3組みたい。」
ついあたしは、落ち込んだかんじに言ってしまった。
「じゃあ違うね。でも7クラスもあるのに、隣になれたんだから、よかったじゃない?」
はるちゃが励ますように言ってくれた。
「……そうだよね!!じゃあ同じクラスになれたあたしたちは、運命だね♪」
「運命とか〜。本当七海は少女マンガの読みすぎだって。」
「えー?」
そんなことを言いながら、あたしたちは教室に向かった。