私は由美姉ちゃんが私に…こうやって言った。

もぅ無理しなくていいよ。

時間になったら迎えにくるから、それまでに皆に挨拶しなよ!

そうやって言われた。

 
 私は目が覚めた。

「先生、みんな…。」

私が覚めた時、みんなは私の名前を呼んでくれた。

私は酸素マスクを外した。

最後の力を振り絞って…。

「れい…み…。いま…までぇ…あり…が…と…ぅ。
し…あ…わ…せぇ…に…なって…ねぇ…。

はぁ…。はぁ…。

ごめん…ねぇ…。

ひとり…ず…つ…あ…い…さ…つ…した…かった…けど…。
でぇ…き…な…い…。

ゆう…き…、すき…だった…よ。

みつね…さん…ゆみ…ねぇがぁ…迎えに…ぃ…きたからぁ…いくねぇ…。
だいす…き…だよ。
おかぁ…さん。」

私は最後まで頑張った。

そして、由美姉ちゃんと一緒に旅立った。