私は…このまま由衣のこと…
 
「先生、お願いがあるです。

由衣に何ができるですか?

教えてください。」

 私は深く頭を下げた。


「うーん。
一つだけあるが…合う合わないがある。」

 

  先生はそれだけ言って行ってしまった。


 もし私が死ねば由衣は助かるだろうかって思った。
 
けどそんなことしたら由衣が悲しむって思いながら…私は飛び降りてしまった。

私が覚めたときはベッドの上。

「こんなことしても由衣は嬉しくもないよ!」
岩丸君は言ってくれた。

 そうやって抱きしめた。

私は無事に退院。

退院してからも由衣のお見舞いは毎日、行った。