俺は岩丸君と由衣が話してるところを見てられなかった。

しかもあんな笑顔を見せられたらって思って俺はベランダに行った。

そしたら麗美ちゃんが来た。

「勇気先輩、分かりやすいですよ!

本当に由衣のことが好きなんですね。」


ニコニコしながら来た。


「由衣はあー見えて、素直じゃないので好きな人がいても自分から告白しませんよ。

しかも…由衣は最近、無理してるところもあるみたいだし…。」


流石、麗美ちゃんだった。

由衣のことは全てお見通しでLINEでも結構、分かりやすい態度を取ってるみたいで…。


「最近、少し無理していて、今日の昼間も発作起きてたからなぁ…。」

「あの子はすぐに溜め込んでしまうから…。

だから私、怖いです。

いつ由衣が私の前からいなくなるのかが…。

この間みたい自殺されたら…って考えると怖くて…。」


麗美ちゃんは目に涙を溜めていた。

由衣のことそんなに好きなんだなって思った。

由衣は…後、どんなけ生きれるだろう…。

「麗美は由衣の心臓が悪いってことは…
知ってるの?」

「えっ?」

「言わなかったんだ…。

今のは聞かなかったことにしてくれ!」

麗美ちゃんは大声で叫んだ。

「それは無理です。

由衣は大事な友達なので!」

「そっか…。

そうだよな…。

ごめん。

実は由衣は心臓が産まれたときから悪いらしく運動とかは出来ないらしい。

少ししたストレスでもあまり良くない。

だから今日みたいにここの家でワイワイしたりするのはいいが、

遊園地とかは難しいかもな…。」


「そうなんですか…。

由衣のこと宜しくお願いします。

私も由衣の近くにいたいですが中々、難しいので…。

勇気先輩、お願いします。」


「おぅ、まかしとけ!ってね。自身満々に言うけどね…

本当はどうしたらいいのか分からないって言う。

由衣が後の人生、どうするのかは俺にも分からないしね…。」


「そうですね!」

そうやって言って麗美ちゃんとの話も終わり皆のところに戻って
そしてあっという間のクリスマスって言う日は終わっていった。

由衣も疲れて片づけがある程度、終わったあとはすぐに寝てしまった。