私はリビングに行った。

そしたら光根さんが凄く心配してくれた。

店長から電話がかかって来て、バイトの子と皆でこの家でクリスマス会をやることになった。

光根さんは前から分かったような感じで話していた。


「毎年、この家でクリスマス会をやることになってるだよね!

全員が来るわけではないけどね。」

そうやって言ってた。

だからいつもより量が多く感じたが、足りないような気がするからって光根さんは

また料理をし始めた。

私も勇気先輩も手伝うことにした。


光根さんは料理しながら微笑んでこうやって言ってくれた。

「無理してお母さんって呼ばなくても大丈夫。

学校も辛かったら行かなくてもいいよ。」


そうやって言ってくれたことはとても嬉しかった。

けど色々と迷惑を掛けてるからある程度は頑張りたいって思った。


「分かった。

けど大丈夫なので。」

勇気先輩はあまり良い顔はしなかったけど、何も言わなかった。



 バイトが終えた子が来た。

もちろん、麗美や岩丸君や他の子も来た。

麗美は私の顔をみたとき、私に飛びついてきた。

「もぅ由衣のバカ!

LINEだけではなくたまには、顔も出しなさいよ!! 」


「ごめんない」と言った。


「次から気をつけてね。

じゃないと友達やめちゃうよ!」


そうやって笑顔で言いながら言われた。

私は泣きながら頷いた。

いつも麗美には助けて貰ってばかり。

次は岩丸君が抱きついてきた。

「もぅ俺も麗美のこといまだに好きだからな。」
って耳元でささやかれたときは驚いた。


けど皆、元気そうだった。

「また落ち着いたら皆でドライブでも行かない?」

「いいね~」

私たちバイトの子は盛り上がった。

でも勇気先輩はあまり笑顔では、なかった。

私は先輩の隣に行った。


「どうしたんですか?」


「別に…。」って去っていった。


私は皆の前で岩丸君に告白された。

「俺と付き合ってください。

お願いします。」


そうやって言われたけど、断った。

だって私には勇気先輩が好きだったから。


「由衣、絶対に幸せになれよ!」


私は「うん!」って言った。


勇気先輩はそこにはいなかった。

どこに言っていたのか分からなかった。

 私はみんなと話しながらワイワイしてたらあっという間に時間は過ぎっていった。