「由衣ちゃん、母親、父親に捨てられて辛かったね。

　実はね、私たちに子供がいることは聞いてると思うけど….

　きたきた。」

　そこに現れたのは勇気先輩だった。


　「あっ、母さん。

　何、来てたのか⁉。」


　私は驚いた。

　まさかの店長の息子が勇気先輩だったなんて…。

　私は頭の中がパニック状態だった。


　「ごめん。

　いきなりで驚いたよな！」


　「しかもね、私、由衣ちゃんのこと知ってたの。

　ゆみちゃんとは同じバイトしててその子の親戚だったの！

　由美ちゃんにべたべた、だったもんね。」


　「そういうことだから、由衣よろしくな。」


　「えっと…。

　いきなり過ぎて、どうしたらいいのか分からない。」


　「そうだよな！
　ごめんな。
　母さんがいきなり来てしかも、知ってた人やったし疲れたよな…。
　どうした？」


　「いや、何もないよ！」
　勇気先輩と光根さんの姿みたら凄く微笑ましたかった。
　私もこういう時、あったなぁーって思いながら懐かしく思った。


　　私たちは３人で雑談した。
　由美姉ちゃんの話や勇気先輩の小さい頃の話など。
　少し恋バナも！笑

　そのときに店長が戻ってすぐに看護師さんに呼び出されて出ていった。

　光根さんも行った。