母親が家を出ていき、私は家にいたくなくてクラブとかに行ってたんだ…。

けど周りが助けてくれて何とかなった。

けどそれが迷惑を掛けてると知って自殺未遂したんだ。

その後、父親が捕まったんだ。

鏡は全て見せてくれた後、亀裂が入って割れた。


私は大泣きした。

由美姉ちゃんが抱きしめてくれた。

昔と変わらない、温かさ…。

「由衣は昔から1人で抱え込みすぎなんだよ…。

私が死ななければ、由衣の近くにいられたのにさ。

本当にごめんね。

けどね、由衣には幸せになって欲しいの。

確かに私の知ってる由衣の父親では無かったけど、でも周りには凄く心配してくれる
人がいて、しかも由衣のことが好きだって言う人がいるんだから、もっと自分の心に素直になってもいいと思うよ。

私も素直じゃなかったからあれだけど…。

少しずつでもいい。

頑張って生きて…由衣…。」

由美姉ちゃんも泣いていた。

私たちはどのくらい泣いたか分からなかった。

その後、猫と皆で遊んだ。

 由美姉ちゃんが泣いて気が済んだときに突然、猫の名前を言ってきた。


昔、そうい言えば、猫を飼っていたことを覚えだした。

そのときの猫で名前がアリーヌ。


とうとう、現実に帰らないといけない時がきた。

私はやっぱり由美姉ちゃんといたいってことを伝えた。

けど頑張って生きて欲しいって言われ、手紙とネックレスを貰った。

「これは現実の世界に行ったら病院の引き出しの中に入ってるから。」

 私は泣いた。

けど由美姉ちゃんはそっと頭を撫でて本当に最後の最後までのギリギリの時間まで
抱きしめてくれた・

「大好き!大大大好き!

ずっと好きだからね。」

「私も大好きだよ!」ってお互いに言い、私は光に包まれる扉の前にいき私は振り返らず扉に入った。