カトリーの今の言葉を聞いて、直斗はピンと来た

「大事な話しだからって理由だな?」

「そーです」

 志保が不満そうに言う。

「直斗も私も忙しいから、手みじかに言ってもらえる玲斗さん?」

「そーんなに急かさなくてもぉー。単に先輩の家でアツアツの夜を楽しみたいだけでしょう?」

「アナタねー! い…」

 文句言い終わらないうちに志保はカトリーからジィッと見つめられた。

「ふーむ」

「な、何よ!?」

 戸惑う志保。

「灰原先輩って、本当に星谷先輩の事…好きなのですか?」