行った先は近所の青山公園だ。そこには圭太と和葉、カトリーの姿があった。
 星谷の顔を見るなり真っ先に圭太が声をかける。

「おー星谷ぃー、帰るトコを来て悪いなー」

「こんな時間に、どうしたんだよ秋吉?」

「カトリーが話しがあるからって、俺たちをココへ呼んだんや」

「カトリーが?」

 カトリーに振り返る直斗。

「ハーイ! 星谷先輩、お疲れ様でーす!」と気さくにあいさつしたカトリー。

「俺に話しがあるなら、学校ですればイイのに」

「学校ではゆっくりと、先輩と語り合えないじゃないですかー」