意外と大きな胸が身体に触れるから男として尚更だ。

「だ、ダメって言うか! 俺を好意的に見てくれる事は嬉しいけどよ! 恋愛的感情は又、別だ!」

「嫌いってワケ? 私の事」

「オメェとは親友の…ああもう! いちいち説明しなきゃダメなのか!? 」

 今度はイライラして頭を掻き始めた星谷を志保は優しくなだめる。

「落ち着けば?」

 志保は背中をさすって上げて気持ちを落ち着かせた。
 深呼吸して喋り出す星谷。

「大志万芽衣と付き合っている俺だ。オメェとは親しい仲だけど、交際までは出来ないって事」