「誰が?」

「星谷や」

 ボー然となる芽衣。

「ウソ! ウソだよねー!?」と芽衣は頭の中がパニクりそうになった。

「ウソなら、わざわざこんな場所に誘って話しせんやろー?」

「ウソッ! えーっとえーっと!」

「落ち着きぃ」

 和葉に促されて芽衣は先ず、興奮状態を抑えようと深呼吸して気持ちを落ち着かせた。
 そして、美味しそうにカフェオレをすする和葉に身を乗り出すようにして質問する。