「もちろん! 俺は芽衣を彼女にするから」と恋人宣言したのだ。

「えー、いきなりぃーッ!?」

 これには芽衣はビックリである。

「俺にとっては待ったなしだぜー!」

 親指立てた直斗。

「久しぶりに顔を合わせたばかりなのにー?」

「別れ別れになった時に俺が言った言葉、お前は覚えてるかー?」

「言った言葉? 何だったっけー?」

「これだよなー」と直斗は呆れ顔。

「ナニナニ? 何だったのー?」

「今度、再会した時はお互い恋人同士になろうぜ。約束だ。…こう言ったハズだけど?」