「へへへ。がんばるね」

吉田は元気にそう言った。



「じゃぁ、次!」


「俺だな。」

そう言ったのは山下。


「俺は、うちのクラスの
 白鳥 美緒(しらとり みお)って子だ」


白鳥美緒?
可愛い子はけっこう他クラスまで
チェックしたはずだが、俺には
思い当たる子がいなかった。


そこでさすが同じクラスの柏原が

「あ~・・なるほど。
 う~~~ん・・・・」


「どんな子?」


「白鳥さんは、背が高い子。
 ほら、僕のクラスで1番背の高い
 モデルみたいな子いるの知らない?」


「「「あっ」」」

1組4人の声が揃った。


いたいた、170センチ以上はあるだろう
でかい女がいた。


俺は基本は自分よりも10センチは
小さいほうが好きなため
綺麗な子だけど、白鳥さんに関しては
ノーマークだった。