「じゃぁ、次、僕が発表しま~す」

そう言ったのは吉田。

お前ってほんとにかわいいなぁ。
この暗~い雰囲気を和ませちゃうんだもんな。

「ドコドコドコドコドコ・・・」


たぶんだけど・・それってドラムロールの
つもりかな?


「ジャン!!実は僕が好きなのは・・
 伊集院 麗香おねぇさま!!」


はぁ・・・・・・・

無理だよ、それ。

ある意味、佐々木より無理じゃねぇ~?




「年上かぁ・・・作戦練らなきゃね!」


「そうだな。あ~いうおねぇさまには
 案外、吉田のような母性本能を
 くすぐられるタイプがいいかもな!」


まなおと佐々木は至って本気で
そう言った。


素直に応援の言葉をかける2人を見て
俺、自分が恥ずかしいっす。
すまない、吉田!
俺もお前の応援するぞ!!