「遅くなってしまって・・・
 ごめんなさい」


そう言って現れたのはベリーショートの
髪に、黒いドレス姿の佐和。

その手に引かれているのは小さな
女の子。



「佐和ぁ~~~久しぶり」


白鳥さんが佐和に抱き着いた。



「かわいい。佐和にそっくりね」


「そう?」


「パパ~~~」



そう言ってかけ出した女の子は
俺の膝の上に座った。