もぅ1度、佐和とちゃんと向き合って
話をしたい・・・・


そぅ考えながらも、俺はこの3日を
ただ無駄に過ごしていた。



とうとう卒業式当日。



駅から学校までの道のり。
坂を登ると学校が見えてくる。


校門には卒業式と書かれた看板が
掲げられていて、ほんとに今日なんだって
改めて実感する。



少しぼにゃりと眺めていると、
後ろから白鳥さんがきた。




「おはよう」



「おう、おはよう」



白鳥さんとは3年になってから
クラスが離れたこともあって
なかなか話す機会がなかった。