「ねぇ~ねぇ~教えてくれよぉ~」


駄々っ子のように佐々木の制服の
袖をひっぱりながら言ってみたが・・


キモイの一言が返ってきただけで、
内容は教えてくれなかった。




「そんなに気になるなら高橋に
 聞けばいいじゃん?!」



「そりゃそうだ・・・・
 って、聞けるぐらいならこんなに
 しつこく聞いてない!」



「まぁ、一生気にしながら
 生きていけよ」



不適な笑みを残して自分の席に
戻ってしまった。




俺は仕方がないから、自分は今
どう思ってるのかを考えてみたんだ。



自分の席に俺ももどり、佐和のことを
考える。