自習中の俺達のクラスはみんな
それぞれ話していたり、
写真を撮ったり、
だれも俺達の話を聞いてはいなかった。




それでも俺と佐々木は場所を
変えることにした。




選んだ場所・・・・
それはサロンルーム。



久々に訪れたサロンルームには
俺達の知らないものが増えていた。


ありがたい事にひざ掛けなんかまで
あったのでちょっと拝借することにした。




「さぁ、聞かせてもらおうか?」



刑事ドラマのようなセリフを吐く佐々木。



「俺さぁ~悩んでて相談したの
 覚えてる?」


「うん、エッチのことだろ?」


「あの後さ、春休みに佐和と旅行に
 行ったんだ・・・


 で、そんな感じになったんだけど・・
 俺、できなかったんだ・・・」



「は?お前あんなにやりたかったのに?」