「でも・・・・お前は後悔してることが
 あるんじゃないのか?」


佐々木もマジスイッチが入ったようだ。



「ん?なにが?」



「このままでいいのか?」



「どういうこと?」



「高橋のことだよ」



黙る俺の目をジッと見る佐々木。



「なにがあったが話してみないか?
 大学に落ちるお前の頭で、
 決めたことなんて間違ってる
 かもしれないだろ?」



「なんだよぉ~落ちたからって
 バカって決め付けるなよ」




「お前はバカだからな!」



でも、俺はそう言われて話してみようかと
思えたんだ。



佐々木の言葉は悪いけど、俺のことを
心配してくてるからこそ、
そういう言い方をしたんだって分かるから。