「綺麗だったわね」


「うん」



テレビもない部屋に2人きり。


嫌な沈黙。




意識しなくても意識してしまう。


もぅ流れにまかせるしかない。



「佐和・・・おいで」


そう言って俺は佐和の手を握り
ベットに座る。



佐和も分かっていたのか、自然に
俺の横に座り、もたれかかってきた。



キスをして囁く。


「好きだ・・・佐和」


佐和はただ小さく頷く。




佐和の体を支えながらベットに
横たわる。



俺は肘で頭を支えながら、横に
いる佐和の顔をじっと見た。