「実は俺、悩んでて・・・」



「どうせ、高橋さんのことだろ?」



佐々木は、ほんとに鋭いヤツ。



「どうしたの?」



「俺の話の前に、聞きたいんだけど・・・」



そう言って、2人に近づくように
手招きする。


2人はなにか大きな声では
言えないことだと、察した様子で
俺にグッと近づいてじーっと
俺が話し始めるのを待った。



「お前らって、もぅヤッた?」



小声で俺は質問した。