2人で写したものは数枚だけ。


他は佐々木とはしゃいでる写真や
景色を撮ったものだった。



佐和は景色の写真も飛ばすことなく
すべてをゆっくりと見ていった。



数枚を見たところで
佐和が吹き出した。


「プッ・・・
 これは・・あなたの部屋?」



「そうだよ・・佐和の泊まったとこと
 全然違うだろ?」



「ええ・・・かなりひどいわね」




「これで、同じお金払ってるんだから
 ボッタクリだよ」




「ふふ・・そうね」



「次行く時は絶対、オーシャンビューにする」



「そうね」