バスに揺られて、俺達は元の場所まで
戻る。



俺はきっと一生、この日を
忘れないと思ったんだ。



異国の地で、プロポーズまがいのことを
して、幸せな気分に浸って・・・



まだまだ子供な俺が、精一杯
この瞬間を生きていた。



なんかそんな感じ。



幸せってイメージでいつまでも
俺の心の中で輝く思い出に
この日は、なったんだって思う。




ずっと先の未来、俺は人生の岐路に
立たされたとき、この地にまた
戻ることになるんだけど・・・



この時の俺がそんなことを知る由もない。