佐々木とお店を出て、あとはオカンに
頼まれたブランド財布を
探すことにした。



それもなんなく見つけることができて
俺達の買い物は終了。



「なぁ、佐々木はなんにも買わないの?」


「ん~~、そうだな・・・」


ベンチに座り、行き交う人を見ていると
うちのクラスの女子が通りかかる。


その手にはたくさんの紙袋。
肩からも紙袋をかけて
両手にも、紙袋。



「すっげ~買ってる・・・」


「うん」


俺達は少し引きぎみだった。



「やっぱ、もぅちょっと周るか?!」


そう言って俺達ももぅ少し
見て周ることにした。