次の日から、俺は佐和の家通いは
少しお休みすることにした。



変わりに、あの繁華街へ。




山下達が目撃した時間は、7時前後。




だれにも、このことは言ってない。
事情を少しでも知ってるのは俺。


だから、俺は白鳥さんの力になりたいんだ。




佐和の孤独を救ってくれたのは
白鳥さんだから、白鳥さんの孤独は
俺が救いたいんだ。




学校にいるときには、そんな
素振りも見せない白鳥さん。



何度となく話しかけようとしたけど、
うまくかわされてるように感じる。