「まなおぉ~、佐々木がさぁ好きな子が
 このクラスにいるんだって」


「え~~~~~!」


「好きなんて言ってないだろぉ」

佐々木は慌ててでかい声で叫んでた。
俺とまなおも引くぐらいに・・・


クラスの中がみんな佐々木に目を向けた。


「あは・・はは・・・」
まなお・・・顔ひきつってるよ。

佐々木は見る見る真っ赤になって
うつむいてしまった。


まりちゃんもそんな佐々木を見て
優しく微笑んでいた。


俺はそれを見てまりちゃんもまんざらじゃ
ないんじゃないかって思ったんだ。


「佐々木、からかって悪かったって」

「ごめんね、佐々木!あきたが全部悪い!」

と謝る俺達に佐々木は、もぅ
その話題はやめてくれと言わんばかりに
にらんできた。


ってか、まなお俺のせいにしてるじゃん!