「で?お前の報告って?」



急に話を振られて、すっかり
自分のことを忘れていた俺。



「あ~~~!!!
 そうだった、俺もうまくいったんだ」



「うまく?」



まりちゃんはキョトンとしていたが
佐々木は察したようで



「まじ????」



いつになくデカイ声で佐々木は言った。


俺は返事の変わりにVサインで
ニッカっと笑って見せた。



「そうかぁ・・・まさか高橋と
 お前がうまくいくなんて・・・」



「え?!高橋さんと???」



まりちゃんは丸い目をさらに丸くして
驚いていた。