少し悩んだ様子だったが佐々木は
話し始めた。


その様子をキラキラした目で
見つめるまりちゃん。



「俺と・・・コイツ。
 付き合うことにしたから」



コイツだってぇ~?!



まりちゃんもうれしそうにうなずく。


「そっかそっか。よかったな」


俺は心の底から、言えた。
自分も幸せだと、他人の幸せも
素直に喜べるわけで・・・。




「よかったね、まりちゃん!」



「うん、あきたクンのおかげだよ」



「そんなことないって・・・
 お互いのおかげでしょ!」



「えへへへ」



まりちゃんは、今まで見た中で
1番かわいい笑顔で笑った。