「・・・佐和・・・・佐和ぁ~・・」
ニヤけながら、高橋の名前を呼ぶ俺。
正直、超・キモい・・・
今、自分の部屋に戻ってきて
俺はずっとニヤけっぱなし・・・・
佐和だって・・・
佐和って呼べるんだ!!
俺ってば、佐和の彼氏?!
佐和の男?!
想い続けた分、今の俺は有頂天。
高橋も・・違った、佐和も俺のことが
好きってことでしょ?
人と人とが出会って、お互いを
好きになる確率ってすごくない?
これって奇跡だよね。
日本だけでもどれだけの人がいるわけ?
そん中で、お互い好きになるなんて
奇跡以外のなにものでもない。